パリの散歩道    オルセからルーヴル、そしてピカソ美術館へ  


オルセ美術館
   オルセ美術館はセーヌ河の左岸、南側にある。対岸のやや上流がルーブルとなる。 もともとは鉄道の駅で、現在も地下に駅があり、ベルサイユ方面の電車が走る。 駅の時代から華麗なる建物で、昔のままの部分や食堂は煌びやかである。 現在は印象派の作品を中心とした美術館である。コンパクトなので短時間で堪能できる。
ブルーデルの弓を射るヘラクレス。中2階リールテラスにある。近くにマイヨールの 地中海がある。向こうはオルセのランドマークの大時計。時計は巨大なもので、これ自体がくらげのように動きだす気配さえ感じられる。ゴッホ、セザンヌといった画家は反対側の一つ上のフロアにまとめられている。セーヌ側である。   
ヘラクレス

ルーブル美術館
   ルーブルのガラスのピラミッド。中国系アメリカ人ペイのセンスが欧州の歴史に対峙 する構図だ。右側の古い部分は10年前までフランス大蔵省が使用していた翼。 ルーブルは現在も建設中と言ったほうが良い。400年かけて継ぎ足しに次ぐ継ぎ 足しで、単純ながら複雑な構造になっている。このガラスのピラミッドが入口となる。
ルーブルの華、ミロのヴィーナス。ここには3人の美女が待っている。このヴィー ナス。モナリザ。サモトラケのニケ。その他にも美女は多いが、この3方には挨拶を しておこう。全体を気ままに見ようと思えば3年はかかる。あきらめが肝心の世界だ。 またパリに来る口実ともなる。水曜は夜9時過ぎまで開いている。   
ミロのヴィーナス

ピカソ美術館
   マレにあるピカソ美術館。貴族の館を改修したものだ。高い塀の中には大きな 前庭がある。馬車の時代の駐車スペースだ。ピカソの作品を三千近く所蔵している と言われるが、展示作品は多くはない。迷路のような小部屋まで工夫して 展示場にしている。建物は17世紀の貴族の館で、これ自体見ものである。
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