パリの散歩道    ノートルダム界隈を散歩する  


ノートルダム正面
   ノートルダムは骨格ががっしりとした大聖堂だ。上部に2つの塔、中段に薔薇窓、下段に3つの入口が安定した構図を作っている。垂直の線と下段のアーチと薔薇 窓が構成するピラミッドがバランスし、華やかであり骨太である。100年前までは 前面に町屋がひしめいていたが、整備され広場となり、一段と権威を増した。
内部の薔薇窓からこぼれてくる光は圧倒的である。平安末期に建設プロジェクトが 開始され、150年ほどかけて完成している。時の流れを圧縮したかのような光が この窓を通して堂内に落ちてくる。合唱の歌声が静かに響きわたり、荘厳な 雰囲気があたりを支配する。観光客としては、そっと見させていただく空間だ。   
バラ窓

怪獣キマイラ
   屋上の塔屋には不思議な怪獣たちが飾られている。中世のイメージが目の前に 表れた様だ。キマイラ達だ。彼らが展望台から見るパリの風景は明るく活気が ある。塔には正面左側の専用入口から登る。人気の展望台だから、朝一番の予定 にしておく。それでも行列覚悟。386段を登る価値は十分にある。
サント・シャペルのステンドグラスは必見である。上下に2つの礼拝堂があり 、ここは下部のもの。ノートルダムから5分のところにある裁判所の敷地内にある。 下部は使用人のための礼拝堂だが、天井が低いだけに交差リブなどもよく見え、上部の王室用礼拝堂見学の序曲としても素晴らしい。   
サント・シャペル

コンシェルジュリー
   コンシェルジェリーの衛兵の間。単一の石材で覆われたスケールが迫力だ。 奥にマリー・アントワネットの独房がある。歴史の中で様々に利用された建物で、現在は裁判所として使用されている。この現役の裁判所のホールも見所だ。 サント・シャペルから1分。パレ大通りに面する小さな玄関から入る。
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