パリの散歩道    モンマルトル界隈を散歩する  


サクレ・クール寺院
   サクレ・クール寺院の夜景。モンマルトルの丘にある白い寺院はロマネスク・ ビザンチン様式というテーマパーク風の建物である。明治時代に敗戦や内乱で疲弊した国民の元気を回復するために企画されたといわれる。スタイルといい場所といい不思議な建物である。同時代にオペラ・ガルニエが造られている。
モンマルトルの丘に登るにはケーブルカーもあるが、この汽車型トラムはどうだ。 ピガールから一般車道を走り丘へ登る。これではまるでテーマパークだ。 ピガール界隈はいわゆる風俗店の集積所である。トラムに乗った子供達が風俗の 看板を見て笑う中、ガタガタと丘に登る。これで良いのかフランス人とつぶやく。   
汽車型トラム

似顔絵描
   モンマルトルと言えば芸術家の村。ピカソやユトリロなど沢山の名前が浮かぶ。今いるのは 似顔絵描きのおじさん達。悪徳絵描きも多いと言われるが、結構流行っている。 テーマパークだと思って寛大な気持ちになり、ひとつ絵を描いてもらおう。 まわりにはカフェやレストランが並び、パリの夜景を楽しむことができる。
テルトル広場から下る道には、赤提灯ならぬ赤テントの店が並ぶ。通りには シャンソンもかすかに聞こえてくる。ムーラン・ド・ギャレットを目指して下る。 風車はまだ残っている。ギャレットまで来ると静かな住宅街の趣もある。 さらにアベス広場まで行くと、映画のモンマルトルの世界を堪能できる。   
テルトル広場

葡萄畑
   オ・ラパン・アジルとは良い名前だ。いまだに葡萄畑の残るモンマルトルの丘の北側である。右手にはモンマルトル美術館があり、当時の民家や村の雰囲気が判る。 オ・ラパンは小さなシャンソニエで日本人が夜のひとときを過ごすのに良い。 ワインは向かいの葡萄畑のもの。左側はサン・ヴァンサン墓地で、ユトリロが眠る。
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